「100円の保険金」 変額保険は何に備えるべきものなのか?

日付:2022年2月10日(木曜日)

タグ: 変額保険

知人から聞いた話です。
亡くなった祖母の遺品を整理していたら、タンスの中から古い生命保険証券が出てきたそうです。「そういえば、おばあちゃんが戦前からコツコツと掛け続けていた保険があったはず」そんなことを思い出しながら、おばあちゃんの想いをありがたく受取るべく、保険会社に保険金請求の手続きを行ないました。
数日後、保険会社から「保険金お支払いのお知らせ」が届きましたが、そこに書かれていた死亡保険金は「100円」だったそうです。戦後のインフレで、貨幣価値が急落してしまったことによる典型的な事例です。おそらく、おばあちゃんは毎日の生活を切りつめながら保険料をねん出して、保険を大切に継続されていたはずです。その保険料も、当時の貨幣価値ではそれなりの金額だったに違いありません。それなのに、肝心の保険金が支払われてみたら、「100円」です。
その後、さすがに申し訳なく思ったのか、保険会社から可愛らしいポーチが送られてきたそうです。それは、どう見ても100円ショップでは買えない品質のものだったそうです。

生命保険は、万が一のリスクに備えることができる素晴らしい商品です。ただ、唯一、インフレには弱いのが難点とされてきました。戦後のインフレを経験した一定の世代の方々に、生命保険の印象が悪いのはそのせいです。
では、インフレに備える保険商品はないのでしょうか? いえ、あります。それが変額保険です。
インフレで貨幣価値が下がり、物価が上昇しても、運用によって保険金額が増加すれば、インフレでさえも克服する可能性があるのが変額保険なんです。
変額保険というと殊更に資産運用の側面ばかり強調されがちなイメージもありますが、「何に備えるべきものなのか?」という原点に立ち返って、もう一度変額保険の有効性を見直してみても良いのかもしれません。